こんにちは石神井整体院の早川です。
もうすぐ梅雨も明けて本格的な夏になりますね。
そうなりますとコロナウイルスと同等に、熱中症にも気を付けないといけません。
厚生労働省や農林水産省は、こまめな水分補給と大量に汗をかいた時は塩分補給、経口補水液などの利用もすすめています。
そして屋外では安全な距離をとってマスクを外すなどをかかげています。
これはコロナ過ならではですね。
では水分補給と言っても皆さんの生活スタイルは様々です。
ご自宅でリモートワークの方から冷房が効きすぎているオフィス、屋外で作業される方や、ランニングやフットサルなど運動をされる方など、皆さまが一同に同じ水分補給でいいとはかぎりません。
そこで今回はスポーツドリンクや経口補水の機序をご説明いたします。
皆さまの生活スタイルや用途に合った水分補給が見つかれば幸いでございます。
水分補給の選び方
厚生労働省によりますと、私たち人間が一日に必要な水分量は2.5ℓです。(年齢、体格差はあるので平均的な目安)食品から1ℓを摂るので1.5ℓを飲料から摂取する必要があります。
女性の方は意識的に水分補給をしないと足りないと言う方が多いのではないでしょうか。
【効率的な水分補給とは】
水分補給で一番に思いつくのが、お水だと思います。
確かに室内で快適な温度と湿度が保たれていたらお水でいいと思います。
しかしこれからの季節、レジャーや散歩、スポーツなどで汗ばむ環境ですと、お水以外の選択肢も知っておいた方がいいです。
まず候補に挙がるのがスポーツドリンク
スポーツドリンクには、 アイソトニック飲料とハイポトニック飲料と、 2種類あります。 二つの違いは浸透圧(吸収速度)と糖質量の違いと思ってください。
アイソトニック飲料は、ポカリスエット、アクエリアス、グリーンダカラなど、定番のスポーツドリンクです。
アイソトニック飲料の方が糖質が多く、浸透圧は安静時の体液とほぼ同じに作られているので、お水よりは吸収率が良いとされています。
ハイポトニック飲料は、ブァームウォーター、アミノバイタルなど、スポーツセンターやジムで売られている事が多いと思います。
ハイポトニック飲料は、糖質量がアイソトニック飲料より少なく浸透圧が体液よりも低いので、吸収率がよく運動中に飲むことが良いとされています。
以上の点から、アイソトニック飲料は糖質が多いので、運動前や運動後のブドウ糖と塩分補給と考えていいと思います。
逆に室内でちょびちょび飲むには糖質量が多いので向きません。
飲み過ぎれば虫歯やペットボトル症候群、糖尿病になりかねませんので注意が必要です。
では最近耳にするとが多い、経口補水液についてです。
経口補水とは
経口補水液とはOS1(オーエスワン)、アクアサポートがあります。
主に薬局で売られています。
薬局で売られているぐらいなので、軽度から中度の脱水症状時用の水分、電解質の補給に適しています。
糖質が少なくナトリウムやカリウムなどの電解質が多く含まれているのが特徴です。
糖質も少なくて吸収速度が早いなら普段から水分補給は経口補水液で良いのではないかと考えてしまいますが、脱水時用なので塩分が多く、平常時の水分補給には向きません。
特に高血圧や腎臓に疾患があり食事指導を受けられている方は注意が必要です。
【水分補給の番外編】
食事やおやつに夏野菜を多く摂られるのもおすすめです。
トマトやきゅうり、スイカなどは水分量も多くビタミンミネラルが豊富です。
熱がこもって熱くなった体をほどよく冷してくれます。
となりのトトロでもめいとさつきちゃんが、畑仕事の休憩中に裏のおばあちゃんときゅうりを食べていましたね。
縁側でスイカを食べたり、昔はそうやって涼をとっていたんだと思います。
今回の内容が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
院長 早川 卓