サプリメント

様々なアレルギー反応

こんにちは、石神井整体院の早川です。

3月に入り少しずつ感じている方もいると思いますが、春は花粉の季節ですね。
日本を代表するアレルギー疾患の1つの花粉症ですが、現在日本では2人に1人が花粉症を発症しているそうです。
特にスギ花粉に関しては、関東地域が多いみたいですね。
スギ花粉を避けて北海道へ移住しようと考えていても、実は北海道では白樺の花粉症があるそうです。
しかも、白樺の花粉症の方は、りんご、桃、さくらんぼなどのアレルギーにもなりやすく食べると口の中がかゆくなるそうです。

アレルギー反応にも様々あります。
代表されるのは、喘息、アトピー性皮膚炎、結膜炎、金属アレルギー、食物アレルギーなどです。

症状も様々で、ひどい場合には、アナフィラキシーショックで重篤な症状になることもあります。

なので、アレルギー反応について詳しく学んでおくのは大切だと考えます。

そこで今回のテーマはこれです。

様々なアレルギー反応

私自身、幼少期には、小児喘息とアトピー性皮膚炎を患っていました。
そのことからアレルギー体質なのですが、幸い花粉症はそこまでひどく症状は出ていません。

まずは日本でのアレルギーの出やすい食べ物を見てみましょう。

幼児期から成人までは鶏卵、牛乳、小麦が上位を占めています。

成人になると甲殻類、小麦、果物、魚類が出てきます。

症状が重症化しやすい、アナフィラキシーに陥りやすい食品は、ピーナッツ、そば、甲殻類があります。

小さいお子様が初めてお蕎麦を食べる際は病院がやっている平日の昼間に少量食べてみるのが良いと言われています。

大人になってからは甲殻類のアレルギーが出てくるんですよね。

大人になってアレルギーが発症するのはいくつかの原因が関与していると言われています。

免疫システムの変化

ストレスや睡眠不足により、免疫バランスが崩れ、アレルギーが出やすくなることがあります。

女性は妊娠出産を得てホルモンバランスが変わることで発症することもあるそうです。

胃腸バリアの低下

暴飲暴食や低栄養などで、腸粘膜が破壊され、未消化のタンパク質が体内に入ることがあります。

腸内環境の乱れ

腸内細菌のバランスが崩れ、悪玉菌が増えると、アレルギーが出やすいと言われています。
花粉症改善に必ず腸内環境の話題は出ますよね。

アレルギーコップ理論とは

アレルギーの発症するメカニズムを説明するのによく使われる理論ですが、体の中にアレルギーの許容量(コップ)があり、そこにアレルゲンが少しずつ溜まり、コップがいっぱいになって、溢れたときにアレルギー症状が出ると言うイメージです。

この説明で納得できる場合も、できない場合もありますよね。
なので、アレルギーコップ理論が絶対では無いですが、ストレスや暴飲暴食で、そのコップが小さくなっていくのかなとは思います。

知っておきたいアレルギー反応

交差反応


これは花粉症の方が、特定の果物や野菜を食べると口の中がかゆくなったりすることがある症状です。
冒頭に述べた白樺の花粉症の方は、りんご、桃、さくらんぼなどに反応しやすいです。

スギ花粉は、トマト
ブタクサは、メロン、スイカ、バナナ
よもぎは、セロリ、にんじん、キウイなどです。

発症の原因はアレルゲンの花粉のタンパク質の構造と似ているので、反応してしまうそうです。
花粉症の方はご自身のアレルゲンと交差反応が出やすい、果物はチェックして覚えておくと良いかと思います。

食物依存性運動誘発アナフィラキシー

水分補給

これは、特定のアレルゲンを摂取した後に運動することによって、誘発されるアレルギー症状です。
日本では、小麦製品を食べた後に運動することにより症状が出ることが多いそうです。
学校の給食などで小麦製品を食べて、その後お昼休みに遊んだり、体育の授業で急にアナフィラキシーを起こすことがあるそうです。

怖いのは小麦を食べただけでは、症状は出ずに運動することによって急激な症状が出ることです。
明確な原因はわかっていないそうですが、腸の中の浸透圧が関係して、未消化のタンパク質が体内に勢い良く入るからではないかと言われています。
もちろん、小麦製品だけではなく、他の食品甲殻類でも起こりますので、ご自身だけではなく、お子様や身近な方が運動中に急に苦しがったりしたらアレルギー症状の可能性があることも視野に入れておくと役に立つと思います。

他にもラテックスフルーツ症候群と言うアレルギー反応があります。
これはゴム製品に含まれるラテックスと言う成分と果物との間に起こる交差反応の1つです。
医師や看護師、歯科医師などゴム手袋を多く身に付ける方に発症しやすいと言われています。
交差反応が起こる果物は、バナナ、キウイ、パパイヤ、マンゴー等が言われています。

少数ではありますが、日光アレルギーや水アレルギーなどのアレルギーも存在します。
そのような方はほんとに大変だと思います。

1日でも早く医学の発展とともに、症状の解明と治療法が確立できればなと願います。

今回はちょっと長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきましてありがとうございます。

院長 早川 卓