健康

花粉症との向き合い方

こんにちは、石神井整体院の早川です。
先週は2月にもかかわらず、東京で25度の夏日が観測されましたね。
風も強く、春の訪れを感じました。
それと同時に毎年の話題になりますが、花粉の飛散も感じはじめますね。

環境省のデーターによると、日本での花粉症患者の割合は、1998年の19.6%から2019年には42.5%へと約20年で2倍以上に増えています。現在では2人に1人が花粉症と言われるほどの国民病となっています。

花粉症による日本の経済損失は極めて大きくて、労働生産性の低下だけで1日あたり約2450億円に上ると推計されています。

額が巨大すぎてイメージが追いつけませんが、やはり鼻水や鼻づまり、集中力の低下により仕事での生産性が落ちるんですね。

日本政府は現在、30年後に花粉の発生量を半減させると言う目標を掲げています。

無花粉杉や小花粉杉と呼ばれるものに植え替えを進めているそうです。
植え替えだけではなくて、花粉の飛散防止剤の開発も進められているそうですね。5年以内に実用化を目指しているそうです。

とは言え、30年後に半減なので、花粉が減ったと実感できるのは10年から20年はかかると予想されています。

もう少し花粉と付き合っていかないといけないので、今回のテーマはこれです。

花粉症との向き合い方

花粉症の治療法として、従来の薬(抗ヒスタミン薬、点眼、点鼻)は依然として広く使われています。
アレグラなどはテレビCMでもよく目にします。
これは出てきた症状を抑えるので対症療法になります。
なので、花粉が飛んでいる期間は、薬を飲み続けて症状を抑える必要があります。
花粉症の薬は飲み続けないほうがいいと言う意見もあるようですが、現在主流の第二世代抗ヒスタミン薬では科学的に危険とはされていないようです。
薬の種類によっては眠気や口の渇きなどが強く出るため、誤解されているのかもしれません。

完治を目指すならば、舌下免疫療法が選択肢に挙げられます。
花粉自体に慣れさせて、根本的な改善を目指す治療です。
舌の下に錠剤を置いて1分間保持して飲み込むだけです。
期間は少し長く3年から5年毎日服用が必要となります。
しかし、注射では無いですし、毎日1分なので、慣れてしまえばそこまで苦ではないのかなと思います。
毎年鼻水やくしゃみで悩まされるのであれば、私的には第一選択ではあります。

まだ先の未来の話

花粉症のワクチンも研究は勧められてるみたいですね。
仕組みとしては、ワクチンでアレルギー反応のスイッチを切るイメージです。
ワクチンの役割としては、体内に花粉を攻撃しないように、教育する成分を送り込むそうです。
そんなことが可能かと驚いてしまいますが、ワクチンが完成すれば数回の注射で数年から一生効果を持続させることが期待されています。
早く完成してもらいたいものですね。

子供の花粉症も年々増加しており、さらに低年齢化が進んでいるようです。

5歳から9歳の子が約30%
10歳から19歳が約49%、 2人に1人が発症しています。

現代は清潔すぎるから、アレルギーが増えたと聞いたことはありますか。

実際に都市部の子供の方がアレルギー疾患が多い事は研究で示唆されているそうです。

考えられる理由として、幼少期に土、動物、微生物などに触れる機会が少ないと、免疫が適と味方の区別を学びにくくなると言う考え方です。
農村部の子供は、家畜や土壌菌に触れる機会が多く、アレルギーが少ないと言うデータがあります。

しかし、最近では都市部でも自然体験が多い子と、農村部でも室内中心の生活の子では差が縮まってきているようです。

都市部でも農業体験をできる畑やレンタル畑は増えてるように思います。
井の頭自然文化園など近くで動物と触れ合う場所もありますし、生活スタイルの影響が大きいと考えられています。

大人になってから発症する場合

昔から言われているのはコップ理論ですね。

花粉を浴び続けると、体内に蓄積して、ある日コップから溢れて発症すると言うイメージが定着していました。

今では半分正しいと考えられているそうですね。

花粉症は、花粉の量×免疫の体質×炎症状態の掛け算です。

足し算ではなくて、掛け算と言うのが重要です。
花粉の量はそのままの意味です。
免疫の体質は多少なりとも遺伝が関係しています。
炎症状態と言うのは、睡眠不足や強いストレス、腸内環境の悪化で起こる体内の慢性炎症のことです。

掛け算なので、遺伝的にアレルギー体質だとしても生活習慣を整えて、慢性炎症を抑えることで、花粉症の症状や発症を抑制することができます。
逆に、生活習慣をおろそかにすることで、慢性炎症を起こし、花粉症を発症してしまう恐れもあると言うことです。

大人になってから花粉症発症する場合、20代から30代が最も多いと言われています。
社会人になり、生活環境やストレス、食生活の変化が引き金になると考えられます。
発症してしまうと大変なので、少し花粉を感じ始めてる方は、生活習慣をしっかり見直されるとよろしいかと思います。

院長 早川 卓