健康

風邪への対策

こんにちは、石神井整体院の早川です。

10月中頃からぐっと冷え込む日が増えてきましたね。
最高気温が20度以下の寒い日があったかと思えば、次の日は25度を超える暖かい日になったりとかなり体調管理が難しかったかと思います。
夜寝るときの寝具やパジャマも困ってしまいますね。

こんな季節の変わり目には、免疫力が落ちて風邪にかかりやすい方も増えるかと思います。

そこで、おさらいも含めて風邪の機序と対策をお伝えしたいと思います。

風邪への対策

散々風邪についてはテレビなどのメディアで学んできたかと思いますがおさらいがてら一般的な風邪の機序をご説明致します。

ウィルスの侵入

まず基本的に風邪は鼻や喉の粘膜からウィルスが体内に侵入します。
ウィルスが飛沫で飛んできて喉や鼻の粘膜に付着したり、ドアノブや手すりなどに付着たウィルスを手で触り、その手で鼻を触ったり、何かを食べることによっての接触感染で広がることが多いと言われています。
なので、手洗い、うがい、マスクがかなり有効だったんですね。

ウィルスの増殖

体内に侵入してしまったウィルスは宿主細胞内で、自分自身のコピーを増やし増殖します。
この時点が風邪のひき始めと言われるものです。
ウィルスが大量に増える前に、自分自身の免疫でウィルスを外に排泄できれば症状は悪化しません。

免疫反応の開始

体内で増えたウィルスを排除しようと免疫システムが働き、鼻水や咳でウィルスやその他の物質を体外に排出しようとします。
この際、発熱があることもありますが、体温が1度上がると免疫システムが5〜6倍になると言われています。
体はあえて発熱して、白血球などの免疫システムが働きやすくしてくれてるんですね。
逆に体温が1度下がると免疫力は30%低下されると言われています。

ここでよく話題に上がるのが、市販の風邪薬を飲んで熱を下げてしまってもいいのかと言う問題です。
体の免疫システムを考えれば、熱は下げずに体を温めて、ゆっくり寝ているのがベストです。
その方が早くすっきり治ります。
しかし、何日も会社を休めなかったり、家事をこなさないといけない方もいるのはわかります。
そのような方は風邪薬を併用して、熱をとりあえず下げるのも1つの手かと思います。

鼻水や咳も同じことが言えます。
本来であれば、ウィルスを体から出しているので、止めないほうが良いのですが、特に咳は出てしまうと、体も疲れ、睡眠の質も落ちます。
咳が辛くて眠れないのであれば、咳止め薬を飲んでゆっくり休んだ方が早く治るかと思います。

市販の風邪薬も、症状別の様々な種類がありますので柔軟に対応しましょう。

回復期

体内からウィルスが排除されると、徐々に症状が軽減され体が回復します。通常の風邪の症状は数日から2週間で治ります。
逆に2週間以上微熱が続いたり、体のだるさ、倦怠感が抜けない場合は、通常の風邪でないことが疑われますので、病院への受診をお勧めいたします。

発熱してから体温が平熱に戻り体が回復すると、すごく体が軽く感じることがありますよね。
白血球が病原体を撃退すれば体温は自然に下がります。体内のウィルスや細菌が減って回復に向かっているのを感じるということです。

【風邪をひいたときの食事】

原則として風邪をひいた時に、食欲がなければ無理に食べる必要はないと思います。
食べ物の消化吸収は、ものすごくエネルギーを使うので、食欲がない時は、体が免疫システムを優先しているということです。
症状が回復に向かい、お腹が空き始めたら、少しずつ消化の良いものを取るようにしてください。

おすすめの回復食

生姜や溶き卵を入れた手羽元のチキンスープがおすすめです。

手羽元の骨自体にも栄養がありますので、骨ごと煮込める手羽元がおすすめなんです。
そこに生姜を入れたり、溶き卵を入れたりすると栄養価もアップします。

食欲がまだ回復していない時点ではスープだけでも飲むと栄養が補給されます。
回復してきたら、そのスープでお粥を作ったり、食べれるようになったら具もしっかり食べるといいと思います。

私自身がどの様な風邪対策してるかといいますと、常に葛根湯を常備しています。
普段と違う体のだるさや、背中、特に背骨に悪寒が走った時は熱があるなしに関わらずにすぐに葛根湯を飲むようにしています。

体内でウィルスが増える前に葛根湯を飲むことにより体を温めて、免疫力を上げることで重症化せずに済みます。

その他には、喉に違和感を感じたら、天然塩で作った塩水で1日に何度もうがいをして殺菌します。

娘は喉から症状訴えることが多いので、蜂蜜にシナモンを混ぜて舐めさせることが多いです。
娘には好評です。

これから冬本番に入りますが、皆様が風邪などひかずに元気に過ごせることを心よりお祈りいたします。

院長 早川 卓