サプリメント

サプリメントへの疑問解決

こんにちは、石神井整体院の早川です。

12月に入ったら冷える日も増えましたね。
ずっと暖かい日が続いていましたが、今年もしっかりと冬には寒くなってきました。

例年の冬と違うのは、野菜や果物の値段が高くなりましたね。
ニュースの特集で、スーパーでキャベツが1玉700円で売られているのが流れていました。
一体誰が買うのかと思ってしまいます。
りんごやみかんも値段を見てると、なんだか高くなったなと思います。

ちなみに、厚生労働省が推奨する野菜の摂取量は、1日あたり350グラム以上です。
そのうち120グラム以上は緑黄色野菜を取り、残りは淡色野菜、きのこ、海藻類を取るとのことです。

果物の推奨摂取量は1日あたり200グラムです。
バナナ1本で100グラムですね。

正直、この摂取量を毎日こなすとなると、お財布には痛いかなぁと思います。

しかし、食費を削ってしまうと、炭水化物に偏り気味になってしまうと言うデメリットもあります。
そんな時は、サプリメントを使って足りない栄養素を補うのも1つの有効な手段です。

私は趣味と言っていいほど様々なサプリメントを試しています。
よく食事や栄養、サプリメントの質問を受けるので、今回は、皆様がよく悩まれるサプリメントの疑問に私なりの考えをお答えしようと思います。

今回のテーマはこれです。

サプリメントへの疑問解決

たまに、単一の栄養素やこの食材を摂取しとけば大丈夫と言うのはありますかと聞かれます。
正直、単一の栄養素や食材で全てを賄えるものはありません。
美容や健康を語る上で、複数の栄養素が総合的に関係しているからです。

なので、私は何かサプリを始めるなら、マルチビタミン、ミネラルをお勧めしています。
日本のドラッグストアで買える、マルチビタミン、ミネラルであれば、過剰接種の危険性もないので、安心して飲むことができます。

よく誤解されている方がいますが、ビタミンCやビタミンB群は水溶性のサプリメントなので、過剰摂取の心配がないと思っている方もいます。
確かに水溶性のビタミンは過剰に摂取しても尿として排泄されるのですが、決して過剰摂取の危険性がないわけではないです。
一般的なビタミンCも過剰に摂取すれば、腹痛や下痢になりますし、ビタミンB3では、皮膚の赤みやかゆみ、肝臓障害が起こります。

なので、単一のサプリメントよりも、日本で売られているマルチビタミン、ミネラルの方が安心です。

次によく聞かれるのが、グルコサミンやコンドロイチンの有効性を聞かれます。

CMでよく見る軟骨の構成要素で膝の関節痛に良いとされています。

グルコサミンやコンドロイチンの研究発表はかなり多くあり、有効性が認められる場合もあれば、認められない場合もあります。

厚生労働省のホームページを見ると、ある程度の有効性は見られるが、変形性膝関節症や変形性股関節症の痛みの軽減には有効ではないと記載されています。

という事は、あまりにも軟骨が減りすぎていると効かず、軽症な状態であれば効果が期待できると言う事ですね。

多少なりとも有効性が認められているのならば、処方箋薬になってもいいようなものですが、グルコサミンやコンドロイチンは比較的安全性が高いとされていて、副作用が少ないので、今のようなサプリメントで落ち着いてるんだと思います。

処方薬になってしまい、病院で出されすぎると、国の財政的に圧迫するのかもしれませんね。

以前、処方箋薬から外されて、サプリメントの許可が下りたのがコエンザイムQ10です。

実は最初、コエンザイムQ10は医師の処方箋が必要な医療用医薬品として使用されていました。
心不全の治療薬として使われていたのですがその後、安全性が認められてサプリメントとして売られるようになりました。
コエンザイムQ10はエネルギー代謝や抗酸化作用により、美容や健康に効果が期待できます。
日本では2001年からサプリメントとしての販売が認められ、現在ではビタミンのように定着したサプリメントとして使われています。


続いてよく聞かれるのが運動していなくても、プロテインを飲んでも良いのですかと言う質問です。

プロテインも栄養補助食品なので、普段の生活でタンパク質を取れない方はプロテインで補うのは有効です。

その時は、摂取量とタイミングに注意が必要になります。

1日のタンパク質の必要量は、運動していない人でしたら体重1キログラムあたり、約0.8から1.2グラムです。

これは体重60キロの人は1日にタンパク質50グラム〜70グラムを取りましょうということです。

これもよく勘違いされるのですが、お肉100グラム食べて、タンパク質が100グラムではありません。

部位にもよりますが、鶏肉100グラムでタンパク質20〜24グラムです。

卵1つでタンパク質6〜8グラムです。

改めて見てみますと、1日のタンパク質を推奨量取るのもなかなか大変な量です。

なので、私もプロテインで足りない分を補っています。

ここで注意が必要なのは、プロテインメーカーはトレーニングしてる人用に容量を記載しています。
なので、1回30グラム程度と記載がありますが、運動をしていない人は、そんなに消化吸収されません。
始めは1回5グラムから10グラムで試されるといいと思います。

それでもお腹が張ってきたり、ガスが出る場合は消化が不十分ですので、ジュースのようにゴクゴク飲まずに、ゆっくり時間をかけて胃腸に負担をかけずに摂取してください。

最後に、サプリメントはあくまでも栄養補助食品ですので、栄養摂取をサプリメントに頼り切るのは危険ですのでご注意ください。

院長 早川 卓