こんにちは石神井整体院の早川です。
6月に入りましてスーパーなどで、小玉スイカやさくらんぼが売られているのを目にします。
日本の果物は甘くて美味しいですよね。
皆さまは果物をよくお食べになりますか。
日本人は他国に比べて、野菜の消費量は多いのですが、果物の消費量が少ないそうです。
日本では品種改良を重ね、甘くて美味しい果物が多くありますが、その分高価で嗜好品や贈答品の一つになってしまっている様にも感じます。
実際、果物は健康に良いのでしょうか。
果糖が多いから食べ過ぎると太る。
果糖は血糖値を上げないので糖尿病の方が食べても大丈夫。
はたまた血糖値を上げない分、肝臓で代謝をするので肝臓に負担がかかる等
様々な意見を耳にします。
今回は私なりに考えた果物との付き合い方をご紹介させていただきます。
果物の摂取量はどの位
厚生省は1日に野菜を350g果物を200gの摂取を推奨しています。
想像よりも果物は沢山食べていいことになっています。
日本人の60%以上で果物摂取が足りておらず、とくに20〜30代の摂取量が著しく低いそうです。
若い男性ですとリンゴとおにぎりが同じ値段で売られていたら、おにぎりを選んでしまいそうですね。
果物でお腹いっぱいにしても水分量が多いのですぐにまたお腹が減ってしまうのも、男性が選ばない理由かもしれません。
【果物は太るのか問題】
良く果物は甘いから食べ過ぎると太ると言う方がいます。
実際はどうでしょうか。
アップル創業者のスティーブ.ジョブズ氏はフルータリアンで有名でした。
(フルータリアンとは基本的に果物しか食べない人)
どこまで厳格に制限していたかは分かりませんが、痩せ型と言って良いと思います。
日本でも10年以上果物だけを摂取して生活をしている中野瑞樹先生がいらっしゃいます。
中野先生は水も飲まずに水分補給も果物から摂取すると言う生活を10年以上されています。
そしてやはり中野先生も痩せています。
10年以上果物だけの生活でタンパク質が不足しそうですが、健康上の問題は全くなく講演会などの活動もされているそうです。
(極めて稀なケースですので興味本位で真似はしないでください)
果物が太るのは食べるタイミングと食べ合わせが 問題なのです。
皆さま果物をどのタイミングで食べられますか、多くは食後のデザートに食されると思います。
果物は独自の消化酵素を持っていて、食べてからの消化吸収が早いです。
消化管の通過速度が速いと思って下さい。
せっかく消化速度の速い果物摂っても、その前の食事で消化管が渋滞をしていたら、意味がなくなってしまいます。
そして最後に余った果物の果糖が肝臓で中性脂肪に変えられてしまう可能性が高くなるのです。
果物単体で空腹時に食べれば太らずに果物の恩恵を存分に受けれます。
朝食を果物のみで済ます。
もしくは食後4時間は空けて胃が空っぽの状態で間食として食べるのが望ましいです。
【果糖は体にとって良いのか】
果糖は肝臓に負担がかかるので酔わないお酒だと言う意見があります。
実際、私も果糖単体は体と脳に対してよくないと感じています。
しかしそれはお菓子やジュースに含まれている果糖ぶどう糖液糖のことです。
そして勘違いされやすいのですが果物の甘さが全て果糖ではなく、ブドウ糖もしっかりと含まれています。
何より果物には食物繊維やビタミン、ミネラル、が豊富でその健康効果は実証済みです。
特にベリー系や柑橘系はポリフェノールが豊富で積極的に摂取すべきです。
清涼飲料水などの果糖ぶどう液糖と果物で摂取する果糖ではまるで違うと考えていいと私は思っています。
冷凍ミックスベリーなども活用して日々の食生活に果物摂取を意識してください。
これから夏に向けて暑くなります。
スーパーでは様々な冷凍フルーツが売られるようになりました。
ミックスベリーだけでなくマンゴーやぶどうまで売っています。
夏の朝食に冷凍フルーツを使ったスムージーもたまにはいいかもしれませんね。
院長 早川 卓