健康

体と心を温めるスパイスの魅力

こんにちは石神井整体院の早川です。

10月に入り急に寒くなりましたね。
体が温まるおでんやお鍋が食卓に並ぶのもまじかに思えます。

食べ物だけでなく飲み物でも体を温めれると良いですよね。
そんな時に役に立つのがスパイスです。

紀元前からスパイスの薬効が認められ、インドやスリランカのアーユルヴェーダや古代中国での漢方薬で、治療目的として人々の生活に馴染んでいました。

そこで今回のテーマはこれです。

スパイスの魅力

今回は様々あるスパイスの中から、入手が簡単で美容面と健康面にどちらにもいい効果が期待できる物をご紹介致します。

ブッラクペッパー 胡椒

ブラックペッパーだとどの家庭にもあるのではないでしょうか。
身近過ぎて拍子抜けしないでください。
ブラックペッパーに含まれる「ピペリン」と言う成分が胃の働きを促進させてくれます。
またビタミンCやβカロテンなど美容に欠かせない栄養素の吸収率を上げてくれるのも嬉しいですね。
そして、血糖値の上昇も緩やかにしてくれるんです。
美容面、健康面、入手しやすさ、料理での使い勝手、トータルで考えておすすめです。

シナモン 桂皮

エキゾチックな甘い香りが特徴でお好きな方は多いのではないでしょうか。
シナモンに含まれる「シンナムアルデヒド」と言う成分が毛細血管の修復を助けてくれます。
毛細血管が丈夫だと血液や酸素を隅々まで運ぶ事ができます。
なのでシナモンは冷え症や目のクマに有効なんですね。
やはり胃腸の働きも助けてくれます。
使い勝手はコーヒーや紅茶、豆乳などドリンクに入れることで、手軽に摂取できるのがいいなと感じました。

ターメリック ウコン

お酒を飲まれる方にはお馴染みのウコンですね。
少し使い勝手は悪くなりますね。
特徴的な苦味がありカレーには欠かせないスパイスですが、ターメリックに含まれる「クルクミン」と言う成分が健康効果をもたらしてくれます。
クルクミンに代表される効果は抗酸化作用と抗炎症作用です。
関節炎や肝臓機能向上が有名です。
肝臓機能が向上すると体の解毒作用が働き、美肌効果が期待できます。
アルツハイマー型認知症予防にも効果が期待されているようです。
カレー以外にもスープに入れたりして普段のレシピにプラスしてみてください。
ブッラクペッパーと一緒に摂取すると吸収率がアップします。

カルダモン 

スパイスの女王や香りの王様などの異名をもつカルダモンですが、「テルピニルアセテート」と言う成分が胆汁の分泌を促し、消化を助けてくれます。
食が細い方は胆汁の出が悪い事があるのでこの効果は嬉しいですね。
消化がしっかりできるようになると、胃の張りや膨満感の改善にもつながります。
カルダモンのスパイシーな香りには口臭予防の効果もあり、食後のドリンクにパウダーをかけてもいいですし、ホールタイプの殻を破り種子をそのままかんでも爽やかな香りが口の中に広がります。
そしてやはり、抗炎症作用もあります。

個人的に、味と香りはカルダモンが一番好きですね。
私はコーヒー、ルイボスティー、豆乳をよく飲むのですが、カルダモンを少しかけるだけで香り高く美味しくなります。
そこにシナモンと生姜をプラスするとよりスパイシーになりおすすめです。

以上が美容面、健康面、入手しやすさ、使い勝手を考えてのおすすめのスパイスです。
その他、ナツメグやクローブ、クミンなど少量でも香りの強いスパイスなどあります。
気になった方は試してみてください。

注)スパイスには薬理効果が期待できる反面、摂取しない方が良い方もいます。
特に妊婦さんはターメリック、シナモン、ナツメグなど子宮収縮作用があるものは避けた方が良いとされています。
血液をサラサラにする薬や血糖値コントロールする薬をお飲みの方は、必ず主治医に相談してください。

院長 早川 卓