こんにちは石神井整体の早川です。
2025年4月ついに始まりましたね大阪万博。
前回の大阪万博が1970年だったので55年ぶりの開催でございます。
当時を知っている方ならば今回の開催も心躍るものになっているかと思います。
開催前は工事の遅れや建設費の高騰と色々と騒がれていましたが、オリンピックのように終わってみれば開催して良かったなと言う空気になるのかもしれませんね。
今回の万博のテーマが
【いのち輝く未来社会のデザイン】だそうです。
ニュースでパビリオンを見ているときれいな映像を使ったりAIやアンドロイドを駆使しているのをよく見かけます。
10年後20年後にあの空飛ぶ車が街中を飛んでるのはイメージできませんが、AIやアンドロイドは今よりも身近になっていることでしょう。
生活が便利になるのと同時に気になるのが医療の未来ですよね。
少し前までは不治の病であった結核やHIV、C型肝炎などは今では治療可能な病となっています。
そこで今回のテーマはこれです。
期待できる未来の医療
新しい治療方法が確立されたり、病気のメカニズムが解明されて新薬が作られるなどと医療の世界はまさに日進月歩と言われます。
そして昨今では再生医療が飛躍的な進歩を遂げているんです。
今はまだ完全に治すことが難しいけれど近い未来に治療法が確立される可能性が高い代表例をお伝えします。
脊髄損傷
脊髄損傷とは事故や怪我で脊髄神経を傷つけてしまい手足の麻痺や感覚障害、場所によっては半身不随の状態になってしまうことを言います。
有名人で言うと映画スーパーマンを演じたクリストファーリーブさんが乗馬中に落馬して首の骨を折ってしまい脊髄損傷になり首から下が完全に麻痺した状態で、車椅子生活を余儀なくされました。
他にもプールの飛び込みなどでも首を痛めてしまい脊髄損傷をすることがあります。
今の状況は一度損傷すると神経の再生が難しいため麻痺が残ることが多いです。
未来の可能性はIPS細胞や幹細胞を使い神経再生を促す研究が進められています。
もうすでに動物実験や一部の臨床試験でも成果が出ているようです。
脊髄が損傷して何年も経ってしまっていたら難しいかもしれませんが、事故を起こしてすぐに治療をすれば脊髄が再生する未来が近いと言う事ですね。
これは事故などで救急搬送された場合、すごく希望の持てる未来といえます。
パーキンソン病

パーキンソン病とは脳内のドーパミンが減ることで手の震えや動作の遅れが出たり、筋肉のこわばりが強く出る状態をいいます。
有名人で言うと映画バック・トゥ・ザ・フューチャーのマイケル・J・フォックスがパーキンソン病にかかりながらも映画を撮影したことが有名ですね。
他にもプロボクサーのモハメドアリ選手も引退後徐々に症状が悪化していきました。
この場合もIPS細胞からドーパミンを出す神経細胞を作ってから脳に移植すると言う方法があるそうです。
もうすでに2018年に日本で臨床試験が開始されています。
今後の成果に注目です。
失明(網膜疾患や視神経の損傷)

今はまだ網膜や目の神経が損傷すると治療が難しいケースが多いそうです。
近い未来には、人工網膜やIPS細胞を使った網膜の再生、神経の再生も研究が進んでいます。
糖尿病(特に1型)
糖尿病には1型と2型があり私たちがよく耳にする糖尿病とは2型の糖尿病の方です。
1型とは先天的に膵臓に問題がありインシュリンが出ずに血糖値を下げれない状態のことをいいます。
今の状態ではインスリンの注射などで血糖値をコントロールしているいて根本治療ではないです。
近い未来には膵臓のβ細胞を再生して通常通り膵臓からインシュリンが出るようになる技術が進んでいるそうです。
ここまで見てみると、この先の未来を支えるのは再生がキーポイントになってるように思われます。
そして言わずと知れたIPS細胞を使った治療がこの先の未来を明るくしていますね。
しかもそのIPS細胞を開発したのが日本人の山中伸弥教授です。
山中教授が2006年に発表して2012年にはノーベル賞を受賞しましたね。
発表してからまだ19年ですが、その使い用途の広さには驚かされます。
先日も心臓の機能を回復させるためにIPS細胞で作った自ら鼓動する心臓パッチシールの移植も始まりました。
治療費は保険適用されるみたいですね。
そう遠くない未来に平均寿命が120歳と言われる日が来るかもしれません。
院長 早川 卓