こんにちは石神井整体院の早川です。
早速ですが、1日にスマートフォンをどのくらい触っていますか。
機種にもよりますがスクリーンタイム機能で1日のスマホ利用時間とどのアプリを何時間使ったかを知ることができます。
皆さまどうでしょうか。
私は1時間も使わない、なんて方は少ないと思います。
逆に4時間以上スマホを触っている方は注意が必要かもしれませんね。
そこで今月はスマホの依存性と対策、デジタルデトックスについて書きたいと思います。
お時間のある方は是非お付き合いください。
デジタルデトックスのすすめ
スマートフォンにスマートウォッチ、スマートスピーカー、スマートグラスなんて物も一部ではあるようです。
そんな私たちの生活をスマートにしてくれるはずの商品が世にあふれていますが、皆さまどうでしょうか。
時間的ゆとりができてスマートに日々のスケジュールをこなせていますか。
確かに便利になりましたが、心的余裕や時間的余裕は生まれましたでしょうか。
現代人が多忙な理由には情報の多さが理由の一つに挙げられるそうです。
そして、その情報を運んで来てくれるのが、今やテレビではなくてスマートフォンです。
今すぐにガラケーに変えればこの多忙さからは解放されますが、そうする方は皆無だと思います。
多かれ少なかれ我々の生活はスマホに依存していますし、スマホ中毒になっている方もいるからです。
スマホの依存性
少し前に【スマホ脳】と言う本が話題になりました。
スエーデン生まれの精神科医のアンデシュ.ハンセン先生が書かれた本です。
本の帯に「スティーブ・ジョブズはわが子になぜiPadを触らせなかったのか?」の文字が印象的でした。
【時間術大全】と言う本でも、スマホの依存性と危険度について触れています。
実はこの本を書かれたのが、Google出身者とYouTube出身者の2人だと言う事です。
この2人が言うには、スマホや各種アプリ、SNS、ゲームは人間の本能に働きかけるので、スマホの魔力からは逃れられない、争っても仕方ありせんよとおっしゃっているのです。
どう言う事でしょうか。
人間とは長らく狩猟採取の時代が続き、現代人の脳もその時となんら変わりないといいます。
いつ獣に襲われるか分からないので、我々は至る所に注意を向ける習性があります。それを利用したのが、スマホの通知機能です。
集中して仕事をこなしていてもラインの通知が届いて気になって仕事の手を止めてしまった、そんな経験は誰でもあると思います。
まさにこれがSNSの「いいね」です。
Facebookで始めていいね機能を開発したローゼンスタインさんは「ユーザーを引き込むにはいい機能だがユーザーの生活を考えると少しやり過ぎた」と言っています。
自分の投稿が普段よりいいねや再生回数が多いとテンションが上がります。
これはドーパミンによるものなのですが、人間は「かもしれない」と言う状況でもドーパミンは同じように放出されます。
自分の投稿がバズるかもしれない。好きなあの人がいいねを押してくれるかも知れない、そう考えるだけで人間はドーパミンが出て夢中になるのです。
これはギャンブル中毒と同じ原理ですね。
次こそは大穴が当たるかもしれないと考えると止められないのです。
これは意外と思ったのですが、狩猟採取時代は今よりも小規模で濃密なコミュニティで生活していたようです。地方の村社会的な感覚でしょうか。
太古の昔から我々はゴシップを楽しんでいたのですね。
以上の本能に訴えかける用にシリコンバレーの天才達がサービスを提供しているわけですから、スマホの魔力から逃れるのは困難なのですね。
スマホ依存の対処法
では、時間術大全の2人は何と言っているのでしょうか。
Facebook、Instagram、ツイッターはスマホから削除してしまう、もしくはログアウトする。
ログアウトすれば次からパスワードを入力するのが面倒になり回数が減ると言う事です。
これはやらない理由がありません。今すぐ設定して下さい。
スマホを開いた時にアプリがあるとついつい見てしまいます。
なのでホーム画面はなるべく空っぽにしてシンプルしておきましょう。
設定でスマホ画面をモノクロに出来るのですが、これもすごく有効だそうです。
私も実際にやってみましたが写真機能もモノクロになってしまうので私は元のカラーに戻してしまいました。
興味のある方は是非トライして下さい。
朝の思考がクリアな時にSNSやニュースアプリを見てしまうのは非常にもったいないと言う事です。
作業効率がいい午前中はスマホは見ない方がいいようですね。
以上の事を意識して、本当に自分のやりたい事に大切な時間を使い、より良い人生にして下さいね。と2人は熱いメッセージを送ってくれています。
最近は密を避けたキャンプなどが流行っているそうです。
そんな時はいっそのことスマホの電源を切ってしまい、自然に触れてスマホを全く使わない日を作ってもいいかも知れませんね。
キャンプに行かなくても、休日はスマホの電源を切って机の引き出しに閉まってしまい、家族との時間や趣味の時間、本当に自分がやりたかったことに時間をあててみるのも良いと思います。