こんにちは石神井整体院の早川です。
過ごしやすい季節になりました。
秋の味覚など美味しい物もたくさんあり魅力的な季節です。
栗やさつま芋を使ったスイーツが店頭に並びに始めると気分が上がってしまいます。
栗やさつま芋は洋菓子と和菓子どちらでも美味しく頂けるのが嬉しいですよね。
やはり和菓子のお供に欠かせないのが緑茶だと思います。
日本における緑茶の歴史は古く、平安時代に遣唐使や中国に仏教を習いに行った留学僧によってもたらされたと言われています。
当時は飲み物ではなく、薬の役割を担っていたそうで、そこから現代でもお茶を飲むときは一服すると言うのだそうです。
最近ではコーヒーの健康効果が取り沙汰されていますが、実は緑茶の健康効果もコーヒーと同等かそれ以上と言われています。
そこで今回お伝えしたいテーマはこれです。
緑茶の健康効果が凄い
これからの季節、内科医の先生がインフルエンザ予防に診療中はこまめに緑茶を飲むそうです。
その事実を知ってからは私もインフルエンザの季節には飲むように心掛けています。
このようにお医者さんも太鼓判を押す緑茶ですが、今回調べることで改めて緑茶の健康効果の凄さ思い知りました。
【緑茶が身体にいい三大要素】
カテキン、テアニン、カフェインが代表される三大要素です。
カテキンはお茶の渋み成分
テアニンはお茶の旨み成分
カフェインはお茶の苦み成分
これらの栄養素の相互作用で緑茶の美味しさと健康効果を生み出します。
それでは細かくご説明いたします。
カテキンに期待される健康効果
◎コレステロール値の増加を防ぎ正常値に戻す働きがあります。
コレステロールは完全な悪役ではなく、人体に必要なのですが、やはり高すぎるのは血管に負担をかけてしまい動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞の危険性を増やすのは確かです。
コレステロール値に不安のある方は運動とプラスして緑茶をおすすめします。
◎食事後血糖の上昇を抑える
食後に血糖値は上がるものですが、血糖値スパイクと言いて急激に上がったり下がったりするのは身体に凄い負担をかけます。
食後に酷い眠気に襲われる方は、血糖コントロールがうまくいっていない可能性があるので食事の際、何か飲まれる方は緑茶を選んでみてください。
昔の人はこのことが分かっていたから和菓子と一緒に緑茶を嗜むのかも知れませんね。
◎抗菌、抗ウイルス効果
風邪予防やインフルエンザ予防になると言われるのが、抗菌、抗ウイルス効果の作用です。
この抗菌作用のおかげで、緑茶を飲むことで口の中を清潔に保つ事ができ、口臭予防や虫歯予防にも恩恵を授かることができます。
テアニンに期待される健康効果
あまり聞きなれないテアニンですが、アミノ酸の一種で、なかなか面白い作用をもたらしてくれます。
◎リラックス効果
緑茶を飲むとほっと気分が落ち着く感覚があるかと思いますが、それがテアニンの効果です。
テアニンは神経の興奮を沈静化させてリラックスした気分にしてくれます。
実際に脳からリラックスした時や瞑想時に出るα波と言う脳波が出るそうです。
◎集中力の強化
テストや大切な試合などで緊張してしまい本来の実力を出せなかった経験があると思います。
テアニンを摂取するとリラックスした状態で思考がクリアになり雑音が消える感覚になります。
ラットの実験では実際に学習能力が上がったとされています。
◎睡眠を促す
テアニン自体には安眠効果が認められていますが、緑茶にはカフェインが含まれています。
そこでおすすめなのが昼食で緑茶を飲みその後、15分から20分のお昼寝時間をもうけることです。
職場の環境や雰囲気でお昼寝がしにくい方はゆったりと座りながら目を閉じているだけでも、かなり頭はスッキリします。
就寝前にリラックスタイムで飲むならカフェインレス緑茶にしてください。
※カフェインレス緑茶でも緑茶の健康効果は得られます。
テアニンは単体でサプリメントでも販売されており、私自身も集中したい時に摂取していました。大事な勉強の時などにおすすめです。
カフェインの健康効果
◎覚醒作用
カフェインと言えば眠気覚ましですよね。
この効果を期待して朝からコーヒーを飲まれる方も多いと思います。
◎鎮痛効果
血管が拡張して起こる場合の偏頭痛時には、カフェインが血管を収縮させてくれるので痛みが減ります。
※筋肉の凝りのよる緊張型頭痛にはあてはまりません。
カフェインに対しては個人差が大きいです。
人によっては少しの量でも体調不良を訴える方もいますので、元々カフェインが苦手な方はカフェインレス緑茶にしてください。
いかがでしょうか。
緑茶を飲まない理由が見つからないですね。
普段、緑茶を飲まれない方は、是非これをきっかけに緑茶を試してみてください。
院長 早川 卓