健康

甘い物が止められない理由とは

こんにちは石神井整体院の早川です。

秋のスイーツが美味しい季節になりましたね。

よく患者さんから、

「甘い物が止められないんです」と、

相談をされます。

 

結構な頻度で言われます。

 

さっきご飯を食べたのに直ぐに、

お腹が空いて甘い物が欲しくなる。

 

お風呂上がりのアイスが止められない。

 

チョコレートを食べないとイライラする。

 

実はこれ、栄養不足かも知れません。

 

これを伝えると、

「え、しっかりと3食食べてますよ」と、

ビックリされます。

 

ある栄養が足りないと甘い物が欲しくなる

 

私たちは食べ物から栄養を、

摂取して生きています。

 

そして活動する為にブドウ糖(グルコース)を、

ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーに

変換する必要があります。

 

変換ルートは2通りあります。

 

ひとつは酸素を使わないで行う解糖系です。

 

これはブドウ糖1分子からATPを2個作る事ができます。

 

簡単にエネルギーに変えられるが持久力がありません。

 

すぐに無くなって足りなくなります。

 

甘い物(糖)を食べて元気になるのは、

一時的なものなのです。

 

ふたつめは酸素を使うクエン酸回路です。

 

これはブドウ糖1分子からATPを36個作れます。

 

2個対36個ですから、

クエン酸回路の方がいいですよね。

 

しかしクエン酸回路を回すには、

酸素以外にも、

ビタミンB群、

ミネラルのマグネシウムと、

鉄が必要なのです。

 

そう、ビタミンB群やマグネシウム、

鉄が体に不足していると、

クエン酸回路が回らずに、

解糖系でエネルギーを作るしかなく、

効率的な代謝が行われないのです。

 

そしてすぐにエネルギー不足になり、

糖分を欲してしまうのです。

 

ではどうするのか。

ビタミンB群やマグネシウム、鉄を積極的に摂取してください。

ビタミンB群が多い食材は、

お肉、お魚、卵、大豆、豆類です。

 

マグネシウムが多い食材は、

海藻類、大豆、豆類、天日干しの天然塩です。

 

もし、ご自宅で食卓塩をお使いなら、

天然塩に変えることをお勧めします。

 

鉄の多い食材は、レバー、赤身肉、豆類です。

 

鉄は動物性と植物性とありますが、動物性の方が吸収率がいいです。

 

これらの栄養素が満たされてクエン酸回路が回ります。

デザートやお菓子が悪いとは言いません。

 

気分転換や息抜きにもなります。

 

ストレスマネジメントは、

健康に生きるためには凄く重要なことです。

 

しかし、必要以上に食べてしまい。

 

血糖コントロールが上手くいかずに、

倦怠感や冷え、頭痛の原因にもなります。

 

しっかりと必要な栄養を摂取して、

過度な糖分に頼らないように、

なれるといいと思います。