健康

湯船に浸かる健康面へのメリット

湯船に浸かるメリット

こんにちは石神井整体院の早川です。

暑い夏が終わりやっと涼しくなってきました。

夏の間は湯船に浸からずに、シャワーだけで済ませてしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は湯船に浸かる素晴らしさ。

湯船に浸かることで得られる健康面へのメリットをお伝えできればと思います。

湯船

湯船に浸かるメリット

①温熱作用
運動の習慣がないと、日常生活において体温を上げることは難しいです。
湯船に浸かることで身体を芯まで温めてくれます。

②静水圧作用
お湯の水圧により血流が良くなり、むくみ解消にもつながります。
着圧ストッキングを履いている感じですね。
夕方、足のむくみが気になる方は湯船に浸かって足をマッサージしてあげるといい効果が期待できます。

③浮力作用
水の中では体重が10分の1程度になり、関節や筋肉が緩みやすくなります。
プールに浮かんでいるだけでも気持ちいいですよね。
膝の関節痛がある方が、お風呂で膝のお皿をマッサージすると良いのは、この原理を利用しています。

④清浄作用
これはシャワーでも同じなのではと考えた方もいると思いますが、やはり湯船の方が有効です。
お湯に浸かることで毛穴が開き汚れや余分な皮脂をしっかり洗い流せます。

⑤リラックス効果
やはり湯船をすすめる1番の理由はこれです。
お風呂というプライベート空間の中で1人でゆっくりと湯船に浸かる開放感は格別です。
この時は日々の雑務や悩み事は一度忘れて、頭も休ませてあげてください。

湯船に浸かることでこれだけの効果が期待されるのですから、シャワーで済ませてしまうのはもったいないですよね。

では続いては入浴法です。

一般的にお湯の温度は40度〜41度で10〜15分位がすすめられています。

そして身体の深部体温が上がるのですが、体格差などもありますので、おデコに汗をかくくらいが目安かなと思います。

半身浴ではなく肩まで浸かる全身浴がいいとのことです。

半身浴ですと上記でご説明しましたメリットが半減してしまうそうです。

ただし、お風呂で本を読んだり、音楽を聞いたりして長風呂を嗜むのでしたら、やはりぬるま湯で半身浴がよろしかと思います。

ここでは一般的に良いと言われていることを書きましたが高齢者の方、心臓や肺、呼吸器など基礎疾患がある方はそれぞれ注意してください。

入浴剤やアロマも活用しましょう。

アロマ

湯船にお好きな香りのアロマオイル垂らすことで、よりリラックス効果が上がります。
夏場ですとミントやシトラス系のアロマを使うと湯上りもサッパリできそうですね。

入浴剤ですがエプソムソルトという入浴剤をおすすめしています。

ミネラル分のマグネシウムが豊富です。

マグネシウムは皮膚からも吸収されるので、お肌にもとってもいいのでおすすです。

番外編 ヒートショック.プロテイン入浴法

ヒートショック.プロテインとは、傷ついた細胞を修復する働き持っています。
他にも免疫力の向上、安眠効果、ストレスの抑制などの効果が期待できます。

熱の刺激で誘導されることからこの名がついたようです。

ヒートショック.プロテイン入浴法とは、41度〜42度の熱めのお湯に10分浸かり、深部体温をしっかりとあげます。

その後、10分〜15分身体の熱を逃がさずに保温してください。
これがすごく大切だそうです。

夏場ですと、お風呂上がりにすぐに扇風機の前には行かないで汗を拭きながら保温する感じだと思います。

ヒートショック.プロテインの効果が出るのは入って2日後です。
毎日ではなく週1〜2回が理想的だと言われています。

繰り返しになりますが、高齢者の方、心臓、肺、呼吸器に基礎疾患のある方はくれぐれも注意をしていただき主治医の先生に相談してください。

世界的にも日本人はお風呂好きの文化だと思います。
古くは江戸時代から大衆浴場が始まったそうです。
400年も前から日本人は湯船で一日の疲れを洗い流していたんですね。

やはり良い習慣は何世紀も続いて行くものだと思います。

お風呂

これから湯船が気持ちいい季節ですので、安全にお風呂を楽しまれてください。

院長 早川 卓