こんにちは石神井整体院の早川です。
冬になると末端冷え症の相談をよく受けます。
最近では女性に限らず男性でも手足の冷えに悩まされている方が多くてなりました。
体格が良く筋肉質な方でも手足が冷えてしまう方います。
冷え原因は人それぞれです。
今回は末端冷え症の原因と対処方法をご紹介します。
末端冷え症の原因と対策
そもそも人間は体温を一定に保とうとする機能が備わっています。
暑くなれば血管を広げたり汗をかいたりして熱を外に放出します。
逆に寒くなると血管を狭めて熱の放出を防ぎ、体の表面温度を下げて深部の体温を保持しようとするのです。
その為にある程度は冬に手足が冷たくなるのですが、暖房の効いた家の中でも手足の先が冷えて辛い、一度冷えてしまうとなかなか温まらない。
そんな状態の方が末端冷え症と呼ばれることが多いです。
考えられる原因
●血行不良
冬は寒さで先端の毛細血管が縮こまっているのですが、何とかそこまで温かい血液を流さないといけません。
しかし、低血圧や貧血気味、ドロドロ血液などの状態だと手や足先まで血液が届き難くなり一度冷えてしまうと回復しづらくなります。
●筋肉量が少ない
筋肉量が少ないと基礎代謝も低くなり低体温の原因にもなります。
運動による熱の発生も少なくなってしまうので総じて冷えやすい体質になってしまいます。
●内臓の冷え
人は身体の内側の深部体温を保持するようになっています。
アイスクリームや冷たい飲み物、甘いお菓子などを食べて内臓を冷やすと、体の血液を内臓に集めて冷やさないようにするのです。
すると必然的に末端に行く血液が少なくなり冷えの原因となります。
●自律神経の乱れ
人が体温を一定に保とうとするとお伝えしましたが、それを行なっているのが自律神経です。
消化や呼吸、体温調節など人が生きる上で大切な働きを自律神経がやってくれているのですが、過度のストレスや疲労、睡眠不足などが続きますと自律神経が乱れて体温調節が上手くできなくなります。
ご自身でできる対策
筋肉量の少ない方や血行不足の自覚がある方は軽い有酸素運動や筋トレはかなり有効です。
運動をする事で筋肉量を増やして筋肉のポンプ作用で末端まで血液を届けてくれます。
内臓に冷えを感じる方はスパイスを活用されるといいです。
生姜、シナモンは漢方やアーユルヴェーダでも古くから使われています。
シナモンは毛細血管の修復を助けてくれて抹消まで血液が届きやすくしてくれます。
生姜は冬に摂るなら熱を加える方法がショウガオールと言う成分が増えるのでおすすめです。
鍋やスープ、カレー等に入れたり、ホットドリンクにして蜂蜜を入れるのも飲みやすくなりおすすめです。
最近ではヒハツという香辛料も深部体温を上げると話題になりました。
ヒハツは聞き馴染みがない方も多いと思いますが、大きなスーパーの香辛料コーナーに置いてあります。
味はコショウと八角を混ぜた感じです。
エスニック料理が好きな方にはおすすめです。
冬の季節ですとお風呂は可能でしたら毎日しっかりと湯船に浸かってください。
1日の終わりにお風呂に浸かり深部体温を上げる事で睡眠の質も上がります。
その時に入浴剤としてエプソムソルトを入れるとより体を芯から温めてくれます。
足先の冷えが気になる方は姿勢も大切です。
骨盤の角度や股関節の向きによっては血流を悪くする原因にもなります。
普段から足を組む癖があったり骨盤を後ろに倒してだらっと座る癖があると方は注意が必要です。
定期的にご自身で、睡眠、休息、適度な運動、自分に合った食事内容と量、正しい姿勢など、生活習慣を見つめ直してみてください。
気が付かないうちに、睡眠時間を削っていたり、運動不足になっていたりするものです。
身体の根本から冷え症を改善させて冷え知らずを目指しましょう。
院長 早川 卓