こんにちは石神井整体院の早川です。
猛烈に暑い日が続いていますが、これからの季節は熱中症対策が重要になってきます。
厚生労働省も熱中症予防のため、マスクの必要がない場面ではマスクを外すことを推奨しています。
特に就学児(小学生から高校生)は屋外の運動時に限らず、体育館など屋内でもマスク着用の必要がなければ外してくださいね、と公表しています。
小学校低学年生は入学当時からマスクを着用しているわけですから、急に外してと言われても、恥ずかしがる子もいるかもしれませんね。
わが家の10歳になる娘も公園で遊んでいる時に「暑いからマスクを外して」と言わないとマスクを外しません。
子供は遊びに夢中になってしまい、熱がこもっていても気がつかない傾向が強いようです。
熱中症対策としての生活習慣
では熱中症になってしまう原因から見ていきましょう。
●環境での原因
気温や湿度が高い、日差し強い、締め切った室内、エアコンがない
●身体での原因
高齢者、乳幼児、基礎疾患のある方、下痢や二日酔いでの脱水状態、低栄養状態、睡眠不足での体力低下
●行動での原因
激しい運動、屋外での長時間作業(庭作業や畑作業も含む)
これらの原因が単体でも危険ですが、重なることでより発症確率が高まると言えます。
例えば、二日酔いの状態で日差しの強い日に庭いじりをしたり、睡眠不足時での炎天下でサッカーなど激しい運動等です。
熱中症の主な症状は以下の通りです。
めまい、立ちくらみ、頭痛、吐き気、倦怠感、筋肉の痙攣があります。
外で暑い中この様な症状が起こりましたら、直ぐに水分補給をして体を冷ましてください。
状況によっては医療機関への受診をおすすめ致します。
頭痛や立ちくらみが室内で起こった場合、熱中症や脱水症状を第一に疑う習慣がないと思われますので注意が必要です。
自分では喉の渇きを感じて無くても夏の期間は常に水分補給を頭に入れといた方がよろしいかと思います。
【熱中症対策として】
まず基本として三食しっかりと栄養のいい物を食べて、十分な睡眠時間を確保する。
これが第一前提ですが、より深めてご説明いたします。
熱中症対策おすすめの食材、栄養素
〇ビタミンB群 特にビタミンB1
ビタミンB群はエネルギー代謝に必要不可欠です。
熱中症対策と同時に夏バテ予防にもなります。
おすすめ食材 豚肉、大豆製品、ナッツ、全粒穀物
〇ミネラル、特にナトリウム、カリウム
汗をかくと電解質が不足しがちになります。
おすすめ食材 モロヘイヤ、ゴーヤ、トマト、きゅうり
夏野菜は体を冷やしてくれる作用があります。
その他、梅干しやシークワーサーなどクエン酸を意識されるといいですね。
飲料水お選び方
水分補給と言いましても、水やお茶、スポーツドリンク、経口補水液など種類がありますのでご説明致します。
まず普段の水分補給はミネラルウォーターや麦茶がおすすめです。
緑茶やコーヒー、紅茶、烏龍茶はカフェインが入っていますので水分補給としては不向きです
外へお出掛けや運動をする場合はスポーツドリンクがおすすめです。
スポーツドリンクにも種類がありますが、ポカリスエットやアクエリアスに代表される「アイソトニック」
ヴァームウォーターやアミノバイタルに代表される「ハイポトニック」
両者は体への吸収速度に違いがあり、ハイポトニックの方が糖質量も少なく体への吸収速度も早いので運動時中にはおすすめです。
どちらのスポーツドリンクも糖質が入っていますので、普段からゴクゴクと大量に飲むのは注意が必要です。
ペットボトル症候群になってしまう恐れもあります。
「OS1」に代表される経口補水液も聞き馴染みが出てきました。
主に薬局で売られていますが、経口補水液は軽度の脱水症状時の飲料として売られています。
なので運動中や庭作業中にふらっとしたり、頭痛、吐き気、筋肉の痙攣が起こった時に飲みます。
庭作業をされる方でしたら、もしもの時用に冷蔵庫で冷やしておく、サッカーなどスポーツをする場合は一応クーラーボックスに入れて置いて備えておく、このようにされると安心かと思います。
以上、食材と飲料水について書かせて頂きました。
室内でもしっかりとエアコンを利用したり、外出時には携帯扇風機を活用して暑さに負けないように頑張りましょう。
院長 早川 卓